ダナン視察を実施しました!
愛媛ベトナム交流協会では、2月28日(水)から3月2日(土)までベトナム中部のダナン視察を18名の参加のもと実施しました。
ベトナム中部のダナン市は、人口約120万人、ベトナム第3位の人口規模を誇る都市で、近隣には、フエ市やホイアン市など世界遺産が多く存在します。また、ダナン市にはUS版フォーブスで「世界の美しいビーチ6選」に選出されたミーケビーチもあり、国内外から多くの観光客が訪れる観光地でもあります。昨年6月には、将棋の藤井壮太八冠の初の海外対局が行われたことでも有名になりました。
29日の視察では、当協会の会員でもあるHub Danang JAPANの事務所移転式典に参加したのち、送出し機関JAVICOの技能実習生と高度人材の教室を訪問しました。愛媛に行く予定の学生がほとんどで、希望に満ちた学生を前に多くの質問がありました。
次にダナン大学の本部を訪れ、愛媛大学の大上教授とダナン大学の副総長からそれぞれの大学紹介が行われ、人材での連携や研究テーマなどについて議論を行いました。双方にとってメリットがあることが確認され、今後も連携強化に向けて取り組むことが確認されました。ダナン工科大学では、大学の授業風景を見学し、高度人材としての受け入れについて今後検討することとなりました。
30日の視察では、ダナン日本商工会議所の表敬訪問に続き、ダナン日本商工会議所の会頭でもある長谷川ベトナムの工場を訪問し、ベトナム進出にあたってのメリットや留意点について説明を受けました。特に離職率の高いベトナムにおいて特徴的な労務管理を行っており、会員からの多くの質問にお答えいただきました。
午後からは、ホイアン市人民政府文化観光局を表敬訪問し、局長からホイアン市の観光行政の概要と愛媛県の新居浜市との交流について説明がありました。来月4月27日から愛媛県に訪問する予定もあり、今後の連携強化についても協議を行いました。
最後に、JAICAで現在行っている有名な日本橋の修復工事について、海外青年協力隊として本工事に携わっている新居浜市出身の宮崎氏から工事の進捗状況について説明を受けました。
今回の視察では、会員である愛媛大学や河原学園の現地大学との連携や人手不足が続く愛媛県の企業への高度人材や技能実習・特定技能人材の獲得、地域間連携の支援など多くの交流の種がまかれたと感じています。今後も協会として、これらの活動を支援いきます。